言葉は知っているけれど、意味は分かっていない | 社会福祉法人玉水学園 玉水保育園

不易流行(理事長ほか)

言葉は知っているけれど、意味は分かっていない

子どもの言葉の理解には、そんなことがよくあります。特に、「~より」「~ずつ」といった比較や数量を表す言葉は、大人が日常的に何気なく使っている一方で、子どもにとっては意外と難しい表現です。

例えば、「昨日より多いね」「一人ずつ取ってね」「みんなに一つずつ配ろう」と言われたとき、「より」は何と何を比べているのか、「ずつ」はどういう分け方なのかを、正確に理解できていないことがあります。また、「何人か」「いくつか」「それぞれ」「みんな」など、複数やまとまりを表す言葉も同様です。

こうした言葉は、単に言葉を教えるだけでは身につきません。実際の生活や遊びの中で、「昨日は3個だったけど、今日は5個だから、今日のほうが2個多いね」「一人に一個ずつ配ろう」と、具体的な経験と結びつけて使うことが大切です。

言葉の力は、後の学習を支える大切な土台です。家庭でも、少しだけ意識して「比べる」「分ける」「まとめる」言葉を使ってみてください。何気ない親子の会話が、子どもの考える力を育てる学びにつながっています。