自分で決める | 社会福祉法人玉水学園 玉水保育園

不易流行(理事長ほか)

自分で決める

子どもが「これで合ってる?」「先生、どっち?」と、大人に答えを求めてくる場面が増えています。もちろん、迷ったときに大人に尋ねることは悪いことではありません。しかし、何をするにも「正解」を先生に決めてもらうことが続くと、自分で考え、自分で決める経験が少なくなってしまいます。
大切なのは、子どもが「自分で決めた」という経験を積み重ねることです。たとえ、その選択が思ったような結果にならなかったとしても、それは失敗ではなく、次につながる大切な学びです。
だからこそ、大人が「自分で決めたんだから、自分の責任だよ」と突き放してしまうのではなく、「こっちのほうがよかったのかもしれないね」「こうすると、もっとよかったかもしれないね」と、一緒に振り返ることが大切です。
自分で決めることと、すべてを自分だけの責任にすることは違います。大人がそばで寄り添いながら、考えるきっかけを渡してあげる。その積み重ねが、「自分で考えてみよう」「次はこうしてみよう」という力につながります。
子どもに必要なのは、いつも正解を教えてくれる大人ではなく、自分で考え、決め、振り返ることを安心して経験させてくれる大人なのかもしれません。